改善への第一歩!どもりの原因にはこんなにあるのです!
どもりは言語機能が急速に成長している幼児期には、多くの方の良く見られる症状ではあるのですが、時おり、成人した方にもどもりの症状がみられる場合があります。そもそもどもりの原因とは何なのでしょうか?
近年のストレス社会の中で、良く見受けられるのが、日常生活や会社などの社会の場におけるプレッシャーや不安などの精神的な原因によってどもりが引き起こされます。人前に出て話をしなくてはならない…例えばプレゼンテーションや面接などの場で、緊張のあまり言葉が口から出てこないという傾向がある場合、それも精神的な要因によって起こるどもりといえるでしょう。近年は子供にもストレスによるどもりが見られます。
また、神経や筋肉、さらには聴覚といった身体的な異常がどもりを発症するケースがあります。例えば、神経や筋肉に関して言えば、自分が今から発したい言葉は浮かんでいるのに、口や舌の筋肉を上手く使うことが出来ずに、結果的にどもりを引き起こしてしまうという場合です。また、聴覚に問題がある場合は、自分自身の発している音声がはっきりと認識できないために、言葉を上手く発することができなくなってしまうのです。
その他にも、子どもの頃にどおりの症状があった場合、そのときの癖が長く残ってしまうケースもあります。人前で話しても、特に緊張しないのに、なぜか言葉を上手く発することが出来ない…こういった場合、子どもの頃の癖が、その後も継続してしまっているということが考えられるのです。また、自分自身の癖が引きずられることにも似ていますが、身近な人にどもりの症状がある方がいらっしゃる場合、その人の話し方がうつってしまうというケースもあります。自然と相手の話し方を真似してしまうことで、どもりがうつってしまうということもあるのです。
このようにどもりには様々な原因があります。また、必ずしも1つだけとは限らず、複合的な要因が密接に絡み合っている場合もあるのです。その原因をしっかり把握することこそが、改善への第一歩であるといえるでしょう。