「子供にどもりの症状があるんだけど・・・」そんなときの対処法
どもりは幼児期、とりわけ2歳から5歳ごろ、一気に言葉を覚え、離し始める時期に発症しやすいとされています。これは非常に想像しやすいかと思うのですが、小さな子供が言葉をいろいろ覚え始め、誰かに欲求などを伝えようとするとき、言葉が思うように出てこずにもぞもぞとしてしまう様子を見たことがあるかと思います。これもどもりなのです。
でも、もし子供がどもっていることに気がついたとき、親はどうするのがいいのでしょうか?まず、どもりは幼児期の子供の多くが発症することを理解しましょう。そして、どもりとはその子供の言語機能に何らかの障害が起こっているために発症しているのではなく、例えば、言葉でどう伝えたらいいのか分からずにいたり、どこで息継ぎをすればいいのか…呼吸のリズムが分からない場合に、どもりが引き起こされることが多いのです。
子供の場合、どもりは年齢を重ねるごとに、徐々に治癒していくことが多いとされています。自分自身がどもっていることに気がつかなければ、治癒は早いとされていますが、その一方で例えば幼稚園や保育園などで、「話し方が変…」などと指摘され、自分自身の話し方がおかしいと認識してしまったときに、どもりは長期化する傾向が強まってしまいます。
もし、お子さんにどもりの症状が見られる場合は、まず子供が何を伝えようとしているのかを、ゆっくりと聞いてあげることが大切です。くれぐれも焦らせることのないようにすることが大切です。また、もし、何かを伝えようとしているときは、この子が何を伝えようとしているかを察してあげることも大切です。相手に伝わらないストレスから開放してあげてこそ、どもりは徐々に改善に向かっていくのです。