どもりの改善のために・・・その種類には様々あることを知っておこう
「どもり」と一言で言っても、それには様々な種類があります。
まず、どのように「どもり」があるのかを見てみると、それには3つの種類があるとされます。例えば、「おはよう」という言葉についてみてみると、「…お…おはよう」といった具合に、最初の文字から次の文字が出てこない難発性があります。また、「お、お、お、おはよう」のように最初の文字を何度も繰り返してしまう連発性もあります。さらに「おーーはよう」といったように、最初の文字をやたらと伸ばしてしまうという伸発性があります。
そして、もう1つの観点…なぜ「どもり」が起こるのかという観点から見ると、その原因は様々です。例えば言語性吃音と呼ばれるどもりは言語を発する際の運動機能に障害がある場合に発症します。この言語性吃音は、学校などで訓練することによって大きく改善することが見込めます。また、運動性吃音は呼吸器が麻痺していたり、そもそもの呼吸が上手く行えないために発症します。
しかし、原因はそれだけでなく、心因性によるどもりもあります。そもそもどもりの要因はこの心因性によるものであるとされていました。例えば、ストレスが原因であったり、また自分自身にどもりがあることを知り、それを周りに指摘されるのが怖いという恐怖心によりどもりが慢性化してしまった場合などがそれに当てはまります。
このように「どもり」と一括りにしてしまうのではなく、まずはなぜ「どもり」を発症してしまったのか、自分のどもりはどんな種類のものなのかをハッキリさせることが、適切な治療につながっていくのです。