まずは基本的な知識から!そもそも、「どもり」とは何か?
そもそも「どもり」とは何でしょうか?
どもりは言語障害の一つとされています。しかし、その原因は良く分かっていません。また、世界各国でどもりの症状でお悩みの方がいらっしゃいます。発症する可能性は1%程度とされているのですが、一般的にその発症率は男性が女性の3倍以上になるとも言われています。
どもりはその別名を吃音と呼びます。その種類には大きく分けると3つあるとされています。1つ目としては難発性と呼ばれるもので、言葉を発する前に少しの間があるという症状です。なかなか言葉が口をついて出てこないというケースです。2つ目としては伸発性というもので、最初の一文字が出てきても、2文字目以降が口をついて出てこず、1文字目が思わず長くなってしまうケースが該当します。そして3つ目は連発性で、これは最初の文字を何度も繰り返してしまい、なかなか2文字目が出てこないというパターンです。
このように、どもりにはいくつかのパターンがあり、それは人それぞれに異なりますが、一般には幼児期に発症するとされています。しかし、ごく稀に大人になってから発症するケースもあるようです。
どもりは自分自身ではなかなか気がつきません。しかし、そのどもりを誰か第三者に指摘されるなどによって、周囲の人を極端に意識してしまい、どもりが慢性化してしまうのです。また、そのどもりを誰かに指摘されるのがイヤになってしまうため、どもりに悩んでいる方は、周囲の人とコミュニケーションをとることに強雨をかんじてしまう傾向があります。
幼児期に発症しやすいどもりは、自分自身で気がつかなければ、自然と治っていく可能性が高い言語障害とされています。しかし、周囲に指摘されたとき、初めて慢性化してしまいます。どもりの慢性化を防止するためには、まずはしっかりと相手の言葉に耳を傾け、けしてせかさず、ゆっくりと話を聞くこと…つまり相手に緊張状態を作らないような雰囲気を作ることが重要であるといえるのです。